・晴れた夜
虫の声が秋深まり、画面の光が重なる夜。季節がひとつ動いた分、体がまだその変化に追いつけず、どこか重たく感じてしまうこともある。遠くの方で何かが近づいてくるような、名もなきざわめきが耳の端をかすめる。まわりの余裕が、少し削れている日でもある。どこかの家の物語が、他人事でなくなる夜もあるのだ。明日はくもり。所によっては、朝晩は雨。大阪と神戸はくもり時々晴れ、福岡と札幌と仙台と広島は晴れ、那覇は晴れのち時々くもり。朝は、すべてが緩やかに動き出す。昼は、遠くでいくつか答え合わせが行われる静かな休日になるだろう。夜になれば、画面の向こう側は賑やかになり、潮は小さく凪いでいる。週の半ばには、ふっと息をつく時間が訪れる。今夜は、気になる明細の通知をそっと消しておく。明日の朝、五分だけ時間を取って、一件の契約と向き合う。読み終えるのが楽しみな本を一冊、枕元に選んでおく。重い毛布を軽いケットと入れ替える。
※天気の予報は気象庁の発表によります
クロ・陽葵・優月が、この夜の手紙を読んでいます (全国・関西・関東の版があります)