・晴れた夜
季節の移ろいに、体がまだ追いつかないようだ。夜になると虫の声が耳をかすめ、肌にはどこか重みが残る。座り続けて過ごした一日の名残か、それとも気圧のせいか、眠りが浅く感じる夜もある。遠くのざわめきは、まだ手の届かない場所にある。まわりの人の余裕が、少し削れているように感じられる日もあるけれど、それはあなたのせいではない。街の気配も、どこか他人の出来事のように遠く感じられる。
明日の朝は、答えが確定する静かな朝を迎える。昼には、夜の賑わいが嘘のように街は静まり返り、夜になるとまた画面の向こう側が賑やかになるだろう。潮がこれから大きく動き出す。
今夜は、明日のことが気にかかるなら、その不安を紙の上にそっと書き置いてみよう。明日の朝は、布団の中でゆっくりと伸びをしてから起き上がる。クローゼットに除湿剤を置いてみる。
※天気の予報は気象庁の発表によります
クロ・陽葵・優月が、この夜の手紙を読んでいます
この夜の地域版 — 関西・関東